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2012年01月11日(水)
11月12日(土)に第14回歴史ウォーク、「チンチン電車に乗って―堺の古い街とあびこ車庫」を開催。案内役は中井正弘氏(大阪春秋編集委員)。
まずはレトロな浜寺駅舎(南海)を見学、与謝野晶子と鉄幹が恋に落ちた浜寺公園(松林)を散策の後、大阪に残る唯一の路面電車(阪堺線)に乗って、コトコト走る車窓から旧堺市街をながめます。
途中、妙国寺前で下車。かろうじて戦災をまぬがれた町家を抜けて、堺県庁跡(本願寺堺御坊)・覚応寺(晶子ゆかりの寺)・十輪院などを訪ね、再びチンチン電車に乗って、あびこ車庫へ。社員の方に案内され、復元されたモ161号車をはじめ新旧さまざまな車両を見学、工場の中も見せていただき、楽しい歴史ウォークとなりました。
※友の会会員の方は講演会とウォーキングは無料です。ふるってご参加ください。
あびこ車庫 モ161号車内にて(営業課の井上さんに案内していただきました)
2012年01月11日(水)
平成23年11月9日(木)、大阪駅前第3ビル22階鳥取交流室において、大阪春秋主催 第31回講演会を開催しました。
演題は「阪堺文化風景と電車軌道たち」、講師は宇田正氏(追手門学院大学名誉教授)。
明治の中頃から大正~昭和の中頃にかけて、工場の煤煙や巷塵にまみれた大阪市民に、季節の行楽や海水浴の便利な足となり、また閑静な住宅地での暮らしや教育文化の良環境を支えたのが、阪堺間を結ぶ電車軌道としての上町線・阪堺線のチンチン電車でありました。エコロジー、スローライフに向かう現在、講師の体験・見聞をもとにそれらの電車の軌跡をかえりみて、今後の大阪の街の再生に役立つアイデアを考えるよい機会となりました。