2022年03月30日(水)
目次
◆第一部 古代・中世のなにわと摂河泉
- 第1章 「国生み神話」の風景―古代王権となにわ―
- 第2章 四天王寺と熊野―熊野街道が結んだ二つの聖地―
- 第3章 西国巡礼と四天王寺の信仰
- 第4章 戦国時代の摂河泉
- 第5章 大阪府岬町の織豊期
◆第二部 大坂城と城下町大坂
- 第6章 大坂城と城下町大坂―本願寺から大坂城へ―
- 第7章 「豊臣期大坂図屏風」に描かれた船場の景観
- 第8章 秀頼時代の豊臣家―なぜ大坂の陣は起こったのか
- 第9章 徳川大坂城―西国支配の拠点―
- 第10章 大坂城と狐
◆第三部 淀川・大和川の治水
- 第11章 豊臣秀吉――治水とまちづくり
- 第12章 大和川付替えに至る歴史的経緯
◆第四部 近世の旅・信仰・祭礼
- 第13章 江戸時代の庶民の旅と大坂
- 第14章 住吉大社と平野郷
- 第15章 松原市・屯倉神社伝来の〝おめぶと〟
◆第五部 引札の歴史、引札が語る歴史
- 第16章 「引札の歴史」概観
- 第17章 人気〝東西屋〟ライバル物語―丹波屋九里丸とさつま屋いも助―
- 第18章 プロレス、日本上陸―明治の異種格闘技戦
著者紹介
北川 央(きたがわ・ひろし)
1961年大阪府生まれ。神戸大学大学院文学研究科修了。1987年に大阪城天守閣学芸員となり、主任学芸員・研究主幹などを経て、2014年より館長。この間、東京国立文化財研究所・国際日本文化研究センター・国立歴史民俗博物館・国立民族学博物館・国立劇場・神戸大学・関西大学など、多くの大学・博物館・研究機関で委員・研究員・講師を歴任。現在は九度山・真田ミュージアム名誉館長、国立民族学博物館共同研究員などを兼ねる。織豊期政治史ならびに近世庶民信仰史、大阪地域史専攻。著書に『大坂城 秀吉から現代まで 50の秘話』(新潮社)、『大坂城と大坂の陣―その史実・伝承』『大阪城・大坂の陣・上町台地―北川央対談集―』(いずれも新風書房)、『なにわの事もゆめの又ゆめ―大坂城・豊臣秀吉・大坂の陣・真田幸村―』(関西大学出版部)、『神と旅する太夫さん 国指定重要無形民俗文化財「伊勢大神楽」』『近世金毘羅信仰の展開』『近世の巡礼と大坂の庶民信仰』(いずれも岩田書院)、『大阪城ふしぎ発見ウォーク』(フォーラム・A)、『おおさか図像学 近世の庶民生活』(東方出版、編著)、『大和川付替えと流域環境の変遷』(古今書院、共編著)、『大坂城 絵で見る日本の城づくり』(講談社、監修)ほか多数。