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孫たちへの証言第30集

2017年08月01日(火)

 

孫たちへの証言第30集 【収録77編】
目次 著者 住 所
(投稿時)
年 齢
(投稿時)
体験編
◆第一部 国内での体験
わたしの八月六日 ヒロシマにて 北川 久雄 大阪市 76
爆風に吹き飛ばされるも未曾有の惨状を行く 桑田 栝身 大阪府茨木市 90
医師でありながら原爆病の息子を救えず倒れた父 渡部 文代 松山市 94
鹿児島海軍航空隊で出撃待機中八月十五日迎える 西村 辰三 京都市 89
麻薬の原料となる罌粟の花作りを 加藤 春子 三重県鈴鹿市 86
東京空襲で父、避難中に直撃を受け即死 小宮 彬伸 埼玉県北本市 84
流れ爆弾が職員室そばに落ち先生四人が犠牲に 井上  孝 東京都狛江市 84
父だけ亀戸の新聞店守るも行方不明に 二見 紀久枝 東京都 77
昨夜飛び出した防空壕を焼夷弾が直撃していた 本郷  充 東京都国分寺市 78
バケツ一杯の水、赤いオーバーにみんなの目 神尾 良枝 東京都 81
高台の我が家から見た恐怖の大パノラマ 小嶋 令子 大阪府枚方市 81
新町で焼け出された祖父母と叔母が堺で焼死 金村 久仁子 大阪市 82
豊橋空襲で震えおびえた灼熱地獄 羽田 光江 愛知県豊橋市 79
横浜空襲、川中島国民学校で機銃掃射に遭うも助かる 神津 じゅん 神奈川県川崎市 99
「和紙での風船爆弾づくり」を〝記録遺産〟に 川野 堂子 東京都 87
太平洋戦争末期の呉軍港で生きながらえる 樋口 昭夫 大阪府高槻市 90
ガマに同居する軍から理不尽な追い出し受け逃げ惑う 比嘉 由照 沖縄県 79
特殊環境で生じる〝戦場症候群〟の体験 樋口  雄 神奈川県鎌倉市 88
人間が追い込まれる究極は「飢餓地獄」 石戸 敏治 佐賀市 88
鬼畜に角は? 墜落寸前のB29を凝視 赤塚 康雄 奈良県生駒市 82
再疎開した鳥取でも、ひもじさに耐えきれず東京へ 前川  博 千葉県流山市 80
敵味方の別なし、露艦船の遺物を小学校校門に 長門 保明 東京都 86
父の作った防空壕と学童集団疎開 堀越 富美枝 東京都 83
◆第二部 国外での体験
樺太庁敷香中学三年のとき十五歳で陸軍二等兵を体験 川野名 智 東京都足立区 87
台北一中での「防衛召集」、十五歳の陸軍二等兵 藤井 健夫 奈良県生駒市 87
基隆大空襲と台湾人隊員の逃亡事件 廣繁 喜代彦 東京都 92
ソ連軍の樺太侵攻で鉄筋の店舗接収される 安藤 知明 大阪府豊中市 75
樺太真岡で激動を乗り越え一年後に帰国 小野 雄次 茨城県取手市 84
死に方を見つけたが運よく奇跡の生還 多田野 弘 高松市 96
「栄養失調で助からない」と見放されるも祖母の決断で助かる 乙津 みはる 茨城県鹿嶋市 77
徴用船「延元丸」とともに従軍、幸運に恵まれる 吉田 香一郎 大阪府吹田市 91
出航翌日『りま丸』轟沈、海上漂うも運よく助かる 鳥越 次夫 福岡市 94
〝大陸の花嫁〟として高千穂開拓団に入植した私 重田 まさ 茨城県行方市 90
暴徒に官舎を打ち砕かれ路頭にただよう 内藤 康子 滋賀県長浜市 93
父は蒙古自治政府の幹部養成の任に当たる 三浦 東也 横浜市 84
比島で生まれ本土の生活にカルチャーショック 杉岡 康男 岡山市 80
◆第三部 戦後、それからの私たち
日の丸の旗で幼児ドレスを作製、思わぬ傑作と高い評価 菅野 和子 東京都八王子市 85
乗船直前に母死亡、子ども三人で幼児を連れ引揚げる 有村 一之 東京都町田市 76
戦争の厳しさの中で暴力的教育や慈悲の心を学ぶ 宮城 泰平 京都市 85
◆第四部 特別編
国内 八幡空襲の煙のため原爆機は長崎へ変更と聞いたが 神野 静子 東京都 82
国内 〈夢のあとさき〉語り伝えたい特攻隊員との三角野球 肥後 昌男 宮崎県日向市 83
国内 神戸空襲で焼夷弾の破片貫通の重傷を二か所に負う 杉田 典子 大阪府枚方市 88
国内 陸軍幼年学校で軍人としての資質養うも敗戦 藤木 俊一 千葉県流山市 87
国内 お寺での疎開生活、泣きながら耐える 今井 美代子 東京都小平市 84
国内 爆風で家が倒壊、閉じ込められるも母に助けられる 塩冶 節子 広島市 77
国外 十六歳の初陣、いざ決戦の時身体硬直、鉄拳受け平常に 萩原 近造 神奈川県横須賀市 89
国外 第一期少年水測兵として激戦を生き抜く 矢嶋 克己 横浜市 88
国外 衛生兵としてパプアニューギニア戦に参戦 政本 道一 香川県三豊市 96
国外 葛根廟事件で生き残った小山家だったが 大島 満吉 東京都 81
国外 父が引き寄せた生まれ故郷「大連」への道のり 渡邊 愛子 京都市 82
亡き人 反対する父を田圃で背負い投げ。諦めさせて志願した兄 戸田 通昭 鳥取県倉吉市 76
伝承編
◆第一部 国内での体験
東京大空襲で五人の身代わりに生かされた私 小林 智枝 東京都 62
東京大空襲で明治座から逃げ出し、焼死免れる 石川 滋郎 千葉県船橋市 62
奇跡的に生き延びた東京大空襲の恐怖 川崎 照子 群馬県高崎市 60
横浜大空襲で全て失うも両親と無事を喜び合う 大澤 美栄子 横浜市南区 90
食糧難、娘のため米を隠して持ち運んだ祖母 中川 みち子 静岡県島田市 65
燃えあがって倒壊する四天王寺の五重塔を見る 寺脇 隆子 大阪府富田林市 87
和歌山空襲で母が行方不明、父と妹は火傷負う 堀部 幸子 東京都 93
勤労動員先で和歌山空襲に遭う 宇井 りか 奈良市 90
疎開先に戻るのを遅らせ広島原爆に遭う 鎌谷 峰子 大阪府豊中市 58
母はイギリスに生きて 松川 道子 大阪府堺市 73
◆第二部 国外での体験
ラバウルの生き地獄から奇跡の生還 吉﨑 みゆき 愛知県瀬戸市 50
夫から戦争の話聞き、仏壇にパンを供える 鴻野 福恵 徳島県吉野川市 96
今も父はウズベキスタンの赤い土の下で眠っている 白井 勝彦 神戸市 72
祖父が戦場から持ち帰った「背嚢」が語るもの 黒田 華子 兵庫県猪名川町 43
曾孫が「ひいじいちゃん」の戦争体験書く 吉賀 清人 下関市 96
「伝承者」の役目果たすため「父の戦争」伝えたい 中野 圭子 京都市 75
◆第三部 亡き人たちの証し
出生時、兄は抱いてもらうも私は母の胎内 中田 弘二 大阪府門真市 73
戦地からの葉書で家族を励ました亡き父を想う 小嶋 雄二 東京都渋谷区 74
避難した林の中で火に取り囲まれるも生き残る 牧 千恵子 福岡市 78
姫路空襲、「お母ちゃん、ここで死のか……」に母奮起 川口 正浩 兵庫県川西市 79
原爆症で亡くなった二十二歳の兄を想う 小西 博子 広島市 68
血を絶やしてはならぬと二手に分かれ逃避 笠原  梢 東京都 69
◆第四部 特別編
国内 広島原爆・満員の市電に座れ熱線当たらず助かる 濱田 亘代 兵庫県川西市 81
国外 気丈にふるまう母に守られた奉天からの引き揚げ 池田 俊昭 大阪府豊中市 79
国外 第一小倉丸の最後 福田 正博 東京都東久留米市 62
亡き人 偶然の引き合わせで叶った最後の面会 古賀 憲吉 長崎市 75

Written by 新風書房

Date 2017.08.01