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孫たちへの証言第16集

2003年08月01日(金)

孫たちへの証言第16集 【収録81編】
目次 著者 住 所
(投稿時)
年 齢
(投稿時)
◆第一部 国内での体験
五、六年が敵味方に分かれての戦闘場面を映画に 内田 加津子 東京都 72
私は五〇〇分の一、防空壕から奇跡の生還 小林 芳雄 大阪府豊能郡 63
意を決し日赤へ。凛たる覚悟の日々 神山 昌子 北海道旭川市 78
ベルトコンベアの流れ作業でスコップを握る 菊田 桂子 東京都 73
都心の「写真工業発祥の地」で女子挺身隊として働く 野坂 裕子 島根県安来市 73
「在京学徒樺太孤児」と呼ばれた時期があった 和気 千恵子 宇都宮市 77
棒倒しで精神鍛練の日々 小林 繁樹 埼玉県所沢市 74
灰色の青春時代だったが得たものは大きい 井上 照代 東京都 77
三月十四日、焼け跡の中を港区から上六まで歩く 華房 みつる 大阪府松原市 68
大阪大空襲で母と弟が炎の犠牲に 八木 義正 岡山県倉敷市 64
四日市空襲で九死に一生の体験幾度も 山本 忠雄 新潟県上越市 67
神戸大空襲の恐怖体験は今も消えない 竹内 彌生 松山市 65
空襲下の神戸を逃げまどい目にしたもの 中村 友恵 兵庫県美方郡 76
徴用工として大阪造兵廠で弾丸造りの日々 田村 由太郎 大阪市 77
あの恐怖を、決して忘れることはできない 菱山 正美 北海道川上郡 65
私の体と心に傷跡を残したヒロシマのあの日 佐甲 信雄 神奈川県川崎市 77
右腕に焼夷弾が直撃、医者に切断をことわる 高橋  實 仙台市 72
私の心の戦傷は未だ完治していない 菊地 京子 千葉県流山市 73
許婚が戦死、白木の箱を抱く 小山 枝美子 岡山市 74
食糧難時代を北海道の大地とともに工夫して生きる 稲益 篤子 北海道北広島市 70
私の周囲に色濃く残る戦争の傷跡 松尾 英生 北海道砂川市 61
相模湾の砂浜に戦車を埋め米軍の上陸に備える 山下  俊 岡山県久米郡 77
あの戦争は私たちにとってなんだったのだろうか 土岐 きぬ子 岐阜県中津川市 83
敗戦の痛哭、白昼の悪夢に身を震わせる 小原 信夫 高松市 82
多くの肉親が英霊に、私たちは堺空襲で焼け出される 嶋村 和子 大阪狭山市 74
玉音放送と暗号書焼却 莇 賞太郎 東京都 77
「平塚の町がなくなってしまった」と感じた 太田 耕平 茨城県藤代町 67
祖父の親切心から無限のものを学ぶ 佐藤 茂造 大阪府南河内郡 70
◆第二部 国外での体験
興安からの逃避行で母と弟を失い、私たちは孤児に 海沼 満子 札幌市 62
内蒙古からの引揚げ後も辛酸苦難の生活だった 毛利 悦子 島根県大原郡 66
満州からの逃避行中に赤ん坊を産み、ともに引揚げる 荒井 ヤエ子 福岡県直方市 81
犠牲者を出しながらも内蒙古から祖国へ 末光 時枝 大阪府箕面市 65
亡き母の戦前・戦後、渡満し夫と新天地求めたが 辻  睦子 鹿児島県川辺郡 65
マラン病院で従軍看護婦として青春を燃焼 山田 富久 滋賀県八日市市 76
ビルマ白骨街道を独り後退の奇蹟 林 又左衛門 福井市 89
飛龍から生還した夫、ひたすら戦友の供養人生 清水 淳子 徳島県海部郡 80
知られざる陸軍水上特攻隊の秘話 新江  悟 大阪府枚方市 76
乗艦した艦艇が次々と沈み九死に一生を得る 岡崎 三夫 千葉県市川市 79
遥かなる青春の地「南京」での伝染病棟勤務 小川 静枝 神奈川県愛甲郡 83
貨車五輌を、患者輸送列車に連結し避難民を輸送 赤嶺 新平 大分市 80
銃を胸に突きつけられ、死と向かいあった日々 高橋 英子 秋田県仙北郡 75
樺太真岡でソ連の艦砲射撃を受ける 稲荷 正明 北海道網走郡 68
ジャングルでの飢餓体験、先輩の注意で救われる 向井 四郎 神奈川県鎌倉市 80
北千島占守島の終戦秘話 高原 精治 北海道空知郡 81
ペニシリンのおかげで四人が生をつなぐ 小田島 隆 盛岡市 62
後世に伝えたい平和の尊さ 市川 英司 新潟市 78
捕虜との出会いが反戦感情を育む 滝口 岩夫 大阪市 80
若い兵士の小指 徳田 健一 福岡県甘木市 84
◆第三部 亡き人たちの証し
大金庫の前で殉職!逓信官吏の華と散った父 中島 吉美 長野市 74
樺太からシベリアに抑留され還らなかった祖父 虎渡 美智子 秋田県鹿角市 62
新宅自慢の一人息子であった烈男兄の戦死 釜田 玉枝 兵庫県佐用郡 66
一子を宿し矢矧で沖縄戦に死の旅立ち 足立 サツキ 大分県大野郡 80
兄は私の胸の中に今も生きている 北川 和雄 秋田県山本郡 66
死の一か月前、戦友に手紙を託した兄 仲村 ミヨシ 大分郡東国東郡 76
父の玉砕で苦境に立った母に感謝の日々 佐々木 彰子 福島県いわき市 65
父の遺句「旅にねて元気なすがた夢に見る」 谷口  篤 鳥取県八頭郡 66
叔父の戦死を平成の時代に知る 林  政子 岡山市 65
結婚一か月で出征、遺児とともに波乱の戦後を生き抜く 松田 よしの 東大阪市 80
夫が戦死した南方の島で住民に温かく迎えられる 山崎 一代 兵庫県上田市 85
父の温もり―形見の軍服に今も漂う 壷内 良子 愛媛県今治市 62
父と母の生きた時代に学ぶ 今村 誠一 鹿児島市 63
田奈部隊へ動員中、学友六人が犠牲となる 鈴木 伸一 横浜市 75
川崎航空機工場に動員された小林中学三年生十人が犠牲に 赤川 和弘 都城市 73
私の肉親にも二人の戦死者 鈴木 五朔 宮城県白石市 74
暗闇のプラットホームで無情にも最期の別れ 里神 久美子 岩手県船渡市 81
◆第四部 戦後、それからの私たち
祖国と土が生きることを学ばせた 角谷 秀雄 佐賀市 79
開拓時代を支えあった親子の軌跡 浅場 ケイ子 神奈川県藤沢市 70
親孝行のつもりで開拓地に生きるも失敗の連続 山上  正 鳥取県倉吉市 78
家族全員の努力で戦後の食糧危機を乗り越える 瑞慶覧 長和 沖縄県 78
戦後を闘い抜く中で生徒達と多くを学ぶ 獺越 ヒデ子 宮崎県児湯郡 80
結核の夫とともに戦後を必死に生き抜く 畑   妙 横浜市 81
命がけの買い出し 小谷 滋彦 大阪府寝屋川市 72
夫は戦犯となりモンテンルパ収容所へ 森下 フク 大分県野津原町 83
三人の子どもを育て上げてくれた母に感謝 青木 マリ子 長野県南安曇郡 64
生還し飢えて廃墟をさまよう 宮前  昇 埼玉県秩父市 80
変装させたりして民間人を同行する 金田 喜久雄 埼玉県川口市 78
復員から五年後にやっと父が奉職する 坪野 洗次郎 新潟市 69
「玉砕」の美名のもと葬り去られていた「浜島実」 宮崎 千恵子 千葉県我孫子市 70
戦中のブランクを通信教育で必死に取り戻す 西岡  孝 福島県会津若松市 79
◆第五部 特 別 寄 稿
悲惨、夫が描き残した『東安省饒河県の末路の絵』 中山 茂子 香川県香川郡 80
母が書き遺した満州引揚げ体験の絵 稲葉 知子 さいたま市 55

Written by 新風書房

Date 2003.08.01