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孫たちへの証言第9集

1996年08月01日(木)

孫たちへの証言第9集 【収録95編】
目次 著者 住 所
(投稿時)
年 齢
(投稿時)
◆第一部 国内での体験
五十年目に夫が話してくれた「息子の葬送」 松柳 須磨子 広島市 80
敗戦時、軽挙妄動をいましめた学長訓話 大塚  保 熊本市 68
原爆で家屋倒壊、家族を助け出し逝った父 小野田 久子 岡山市 68
「親の心子知らず」の予科練志願 窪田  裕 石川県金沢市 65
翻弄された少年印刷工 丸山 喬木 千葉県印西郡 73
小学校に雨宿りをして英語の授業 西 豊之輔 大分県杵築市 63
先生の言葉に志願した十四歳の少年兵 草川 祐馬 大阪府箕面市 65
疎開先で線路に耳つけ、東京を思う 小田切 喜美子 長野県須坂市 62
カボチャばかりで黄色にそまった母の指 三浦 智一 茨城県取手市 75
戦争終結、私の最後の十日間 宮邉 孝之 奈良市 68
昭和二十年暮れの食卓日記から 佐藤  満 福島市 63
学徒勤労動員隊で味わった人情の温かさ 河野 保彦 東京都練馬区 65
和歌山大空襲、父の判断で生きのびた私たち 山中 尚子 大阪府大阪狭山市 64
銃が行方不明になって、自殺決行前夜の大空襲 石垣 正治 静岡県下田市 70
木炭と兵隊 元澤 義治 東京都中野区 78
熊本で機銃掃射を受ける、忘れられない恐怖 荒木 美智子 北九州市門司区 74
子どもや夫も間接的な戦争の犠牲者 藤原 スエ 大阪府泉佐野市 78
一家五人、戦火をくぐりて 荒川 千代子 川崎市中原区 85
壕内で歌った童謡 高木 暁子 茨城県猿島郡 55
私の心の終戦は三月十三日 小泉 典子 兵庫県伊丹市 69
戦争のあとさき、私の看護婦体験 新井 タミヨ 群馬県利根郡 76
食糧難で死んだ愛児 水木 茂子 秋田県能代市 82
帝都初空襲の日の私 能村 早苗 埼玉県与野市 63
兵器工場で酸素づくりの実験 竹中 勇治 神戸市東灘区 82
B29が投下した“紙爆弾” 深山 清志 千葉県茂原市 63
教育で洗脳された予科練応募の想い出 奥   弘 北九州市八幡西区 68
「国のため役に立たぬ者は死ね!」 南出 麗子 石川県加賀市 63
空襲下の竜巻、火焔地獄を見る 安倍 彌栄 東京都東久留米市 66
東京大空襲で家族三人が犠牲となる 大塩 善子 神戸市須磨区 60
炎のトンネルを妹を背負って走る 林田 繁子 神戸市中央区 68
◆第二部 国外での体験
加東大介氏と「南の島に雪が降る」 松本 浩男 兵庫県姫路市 79
湧水の回りに置かれた十個の饅頭 八並 芳美 北九州市八幡西区 80
拉夫(強制連行)された苦力 佐藤  貞 福島県須賀川市 74
太平洋戦争に従軍看護婦として参加 森本 ヤスコ 広島県廿日市市 74
日本の敗戦と京城日本人世話会 足立 純一 大阪府豊中市 91
商船吉野丸の最期 石井 静夫 東京都練馬区 70
自決直前に動いた伊号三十六 郷丸  巍 広島県福山市 71
三日間海を漂流し、幻覚におそわれる 平木 武人 大阪府大阪狭山市 69
北朝鮮、地獄の逃避行 田中 ユキ子 福岡県朝倉郡 67
満州映画会社の終末 曽根崎 明子 山口県下関市 69
「聖戦」を信じ、中国で百数十人を殺害 永富 博道 東京都杉並区 80
抑留者名簿を軍服に縫い込み持ち帰る 若宮 由松 青森県三戸郡 75
地下室でソ連兵の足音におびえる日々 本間 澄子 東京都多摩市 67
真心で接すれば国境はない。「術同華陀」の話 晴山 恭一 岩手県花巻市 76
「三光作戦」に参加、忘れられぬ老婆の顔 小山 一郎 東京都北区 76
痛恨の航跡 阿土 拓司 東京都世田谷区 83
青春の血潮を熱き鉄の流れに 岸本 美成 静岡市 76
下士官の暴行に耐えかね、朝鮮から日本へ逃亡 高  奉淀 兵庫県尼崎市 71
中国人農夫を突き殺す 青池 久光 福井県三方郡 78
“匪賊討伐”を口実にした掠奪行為 高瀬 英明 大阪市東住吉区 73
「無謀」の一言に尽きる桜花作戦 松岡 甲子夫 広島市南区 71
戦争体験は色あせない 森本  栄 東京都杉並区 80
斬込み隊は全員戦死 内藤 貞義 鳥取県米子市 79
中国戦線で生と死のはざまに 高津  貢 北海道北広島市 70
引揚げで亡くした子への詫び状 二宮 文子 横浜市南区 74
「むなしき戦争」を回想 小西 右喜太 大阪府茨木市 85
「工作艦浦上丸」の悲惨な航海 近藤 邦明 徳島県鳴門市 74
第二国民兵で召され、凍土に眠る父 吉田 直延 長崎県佐世保市 63
ソ連の戦車に体当たりするのを目前に見た 富田 迪夫 札幌市 73
毒ガスを敵兵営内に発射 小島 正吉 栃木県足利市 77
運搬役に農夫を戦場で徴発 福留 正友 高知県中村市 72
痛恨、忘れられないシベリアへの道 井上 吉太郎 京都市伏見区 90
祖父を無罪にしてくれた白系ロシア人通訳 吉本  亨 北海道網走市 62
集団自決をと手榴弾をにぎりしめる 鮎田 サト 栃木県上都賀郡 87
何度も死を覚悟したが幸運だった私 竹田 貞男 東京都杉並区 76
“土の戦士”十六歳少年のシベリヤ抑留 永澤 利一郎 秋田県平鹿郡 67
わが国最初の瓦斯部隊の一員として 咲間  進 北海道伊達市 79
比島パナイ島からの死線さまよう脱出行 峰添 キク 長崎県南高来郡 80
飯盒を盗られて盗って 松岡 珍生 愛媛県温泉郡 71
負傷で置きざりにされ、死の逃避行 青木 一郎 東京都国立市 71
平頂山事件の贖罪 小西  恵 埼玉県東松山市 61
恐怖に震えた身体検査の屈辱 柳 ムツエ 福岡県久留米市 76
◆第三部 亡き人たちの証し
バシーに沈んだ兄の足取りを求めて 中村 一夫 岡山市 79
津軽海峡で撃沈された海防艦 安保 季代子 東京都東村山市 68
アジサイに思いうかべる兄の帰郷 吉武 立雄 東京都目黒区 63
ビルマ囮部隊のジャングル逃避行 大塚 幾子 東京都葛飾区 69
水を欲しがった兄の最期 田河 豊子 大分市 56
戦没先輩の遺族を捜して 徳嵩  力 東京都東調布市 73
「男の子に産んで申しわけなかった」と母 林  昭司 千葉県佐原市 68
禁制の遺髪を抱いてダモイ 村上 新三郎 北海道苫小牧市 71
戦死した兄の手紙から教育の恐ろしさを知る 根岸  保 埼玉県児玉郡 65
「今死スコソ男子ノ本懐」 宮崎 守弘 群馬県藤岡市 65
戦場での兄との対面 山本 竜蔵 鳥取県八頭郡 79
「両親を頼むぞ」の言葉残して征った兄 戸田  隆 兵庫県西宮市 71
敵戦車へ爆弾の体当たりで死んだ兄 右門  茂 大阪市鶴見区 65
赤いランドセルを見ると兄を思う 水野 生子 香川県高松市 58
次代へ語り継ぐ私の戦争 倉野 千恵子 岡山県高梁市 58
うつくしい貝がらのような骨 山崎 敏子 岩手県盛岡市 67
比島に旅し、初めて知る夫の苦闘 岩崎 ツユ子 岡山県倉敷市 69
◆第四部 戦後、それからの私たち
結核と闘いながら、母を越えて生きる 細川 ノブ 栃木県宇都宮市 79
苦難の中でも「勉強せよ」と学ばせてくれた母 永嶋 静江 栃木県芳賀郡 82
“祖父さがし”の旅 平井  誠 岡山市 21
新生活を開拓に求めて三本木へ入植 河内 良之 青森県十和田市 74
「昭和ジャガタラ文」を作る 佐々木 長吉 岩手県盛岡市 66
夫は戦死、母のおかげで養護教諭一筋に 吉川 イサ 東京都板橋区 84

Written by 新風書房

Date 1996.08.01